2012年02月29日

天の御中

「天地が始まったとき、最初に高天原に成った神は、天の御中主といふ神樣だね」

「名は體を表すといふが、天の御中主の神といふ御名が全てだのだ。天の御中主は、アメの眞ん中の主(うし)といふ意味で、主(うし)はその場を領めてゐる主體を指してゐる。つまり、天の中央に坐し、天を領める神樣である。

 ミナカヌシのミナカは、眞ん中、最中(もなか)といふこと。

 ミは漢語の御の字を當てることが多く、神の前に跪く天子の意味の意味の敬語に用ゐることが多いが、倭語のミは異なる。

 眞(ま)とか御(み)、或いは最(も)は、すべてバランスよく偏らないことを言う古語で、今風に言へば、公正とか中立とかいふことになるのだらうが、そんな淺はかなものではない。マ、ミは偏らない人の眞心を表す大事なキーワードなのだ。




posted by ゆふづつ at 00:00| 日記 | 更新情報をチェックする